フォークランドが真っ先に思い浮かぶ。
自国と思っている領土は、徹底的に守る。
相手の主張などは関係ない。これが世界の常識だろう。話せば分かるなどという国は、まずないに違いない。
話せば分かるなら、チベットは独立しているし、内モンゴルもローランあたりも独立している。
フォークランドに話を戻そう。あの時アルゼンチンが顔色を変えたのは、英国人兵士ではないだろう。おそらくグルカ兵士たちの特殊部隊だ。
それを日本では、兵器の差というニュースにしていた気がする。
事実は分からない。が、日本のニュースにグルカの話が出た記憶はない。
ところで、サッチャーは哀れな老後を迎えていた。
おそらく彼女は、自分が誰かさえ分からなくなっていただろう。
その姿とダブルのが、大統領になる前に世界的な大辞典に大統領と記載されたロンヤスのロンだ。
彼も、おそらく自分が大統領とか映画スターだったことを知らずに、この世を去ったに違いない。
このお二人を考えて出てくるのが、かつてのスーパースター、アリである。
私は今でもはっきりと、そのシーンを覚えている。
あのスーパースターが、オリンピックという経済効果第一のロサンゼルス五輪で、目一杯利用された姿を。
私は、あれはやってはいけないことだと、今でも思っている。
あまりにもアリが不憫だった。
