今宵はスである。
スとは主に、小鳥などを意味する音だったろう。
おそらくこれは、日本語ではチッチッなどと聞こえる小鳥の鳴き声から変化した音だろう。
スがらみで、現代日本語に残る小鳥の名前をピックアップしてみよう。
カケス
ホトトギス
カラス
(カラは世界共通のガアガア、カアカア音由来)
スズメ
モス→モズ
ウグイス
スあるいはチッは小鳥を意味すると同時に、その家、つまり巣を意味するようだ。
今や方言にしか残っていないが、●●んち と言ったなら●●さんの家の意味だ。
また、幼児語で小鳥を意味するチッチッもある。
一方、パッは日本語でも“パッと飛び離れる”などの言葉にあるように、元来は飛ぶことに関連しそうだ。
以前記事にしたが、
パッ・ス・カーは、古エジプト語で考えれば、霊鳥が飛び立つ=飛鳥と訳すことができる。
また、日本語で考えても大差ないだろう。
ただし、現在の漢字の読みだけを考えてしまうと当て字になるが。
地名というものは、物として目にできはしないが、貴重な文化遺産だ。
飛鳥が明日香になり、埋田が梅田に、滝が多喜になる。
これは政治経済上の理由からの、半強制的な変化だ。
理由は分からなくないでもないが、反面もったいないことである。
諸事情から、こうして変化した地名などを挙げて、今日の記事を終えよう。
★ただし、これは私の解釈であり、学界では無視されるだろう。
神(みわ)→三輪→三和→美和
(これは学界でも常識)
大坂→大阪
(これも常識)
ナラ(百済語?の都)→奈良
(一部に反論あり)
★以下は、たぶん一般的ではなく、私の妄想が加わる。
出雲=夷住(出雲族の住む=旧神・旧勢力の住む。新勢力から見て直訳するなら、蛮族の住む)→泉
安曇=夷住
※安曇は出雲海洋民族の追放地?
海部=天または海女
※新勢力の拠点
佐野←シャモ(アイヌ語:現日本人の地)
神田←門田(平将門の土地)
鎌倉←熊蔵(クマの多い)
日光←二荒(フタラ→ニコウ)←ホダラク(サンスクリット語:極楽にあるという山)
(これは、ある程度定説)
伊勢←イッシャ?(ヘブライ語)
戸来←ヘブライ?
(SFにはよく出る説。私は懐疑的。知り合いの同地出身同姓に聞いたが、ヘブライもイエスも全く無関係で伝説もなし)
