【近未来小説】思惑 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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地球は生き物だ。

だから常に息を吐き、鼓動をしている。

そして、常に震えてもいる。

かつての教育では、化石燃料を燃やすことにより二酸化炭素が増加し、この二酸化炭素の温室効果によって地球は温暖化するというキャンペーンがなされていた。

しかし、すでに皆さんもご存知のように、これは化石燃料、とくに石油埋蔵量の多い中東の力を制限するために作られた物語であった。

同時に、余りに余ったウランを利用するための口実でもあった。

ところが、21世紀前半に始まった、ウランなどを利用した原発を相次いで削減廃炉するトレンドに、ウラン産業界は焦りを見せる。

ここに、2037年に公開された内部文書(メモ)がある。










なんとしても、地球を温暖化させ、ウラン産業を継続させなければならない。
ましてや、天然ガスなどの発掘を発展させてはならない。

各国が天然ガスやら海底資源に手を出せば、ウラン産業の先つぼみは見えている。
特に、猿の分際で世界中荒らしている国は要注意だ。なぜなら、きゃつらの領海は世界屈指だからだ。
1州程度、1省程度の国土しかない猿の国が、世界屈指の資源国になってしまう。連中は器用だけでなく、結構頭もよい。


だから、きゃつらには海を掘らせてはならないのだ。

もし海底天然資源開発費を増やそうものなら、横面を一発張ってやればいい。