代表的なものがケモノ(獣)のケだろう。
古くから知られている日本の獣には、このケ由来と思われる名前が多い。
いくつか例を挙げてみよう。
タノケ→タヌキ
ケツネ→キツネ
シケ→シカ
ウサケ→ウサギ
(ウサギは、ポリネシア語ムサガのが可能性が高いが)
ケマア→クマ
(クマはカミからの派生かも知れない)
ネケ→ネコ
(ネコはニャーコの派生語とするのが妥当かも知れない)
オオケミ→オオカミ
(大神由来のが可能性が高い)
モノノケのケや、ハレとケのケも同じ仲間だろう。
また、お化けのケ、たわけのケも、あるいは関連する可能性もある。

