【素人未来科学講座】アリとヒト | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

昨夜は、16億人の頂点に立つお方、ならびに日本国土の10倍くらいの土地の頂点に立つお方の比較をさせていただきました。


今宵はあと少し範囲を広げて、地球上の頂点に立つものを考えてみます。


えっ?
人間に決まっているだろうって?

さて、そうでしょうか。

確かに人間は、地球を荒らすことに関しては、間違いなく頂点に立っているでしょう。

また移動能力も、地球上の他の生物とは比較にならぬものがあります。

が、だからと言って、生物の頂点に立っているだの霊長類だのと言ってよいものでしょうか。

ボスゴリラやアザラシは、喧嘩で相手を殺すまで傷めつけますかな?

パチンコに忙しく、子どもの飯さえ作らずに遊びほうけていますかな?





皮肉はここまでにしまして、真面目な話に戻ります。


生物を大きく分けると、だいたい動物と植物に分けられます。
動物と植物の違いは極めて難しいので割愛しますが、ミドリムシのように、植物的な動物もいれば、粘菌のような動物的な植物?(実は動物か植物か不明)もあります。


動物は大まかには、脊椎動物と無脊椎動物に分けられます。

脊椎動物とは体の中央に体をささえる骨がある動物で、魚やらカエル、ヘビ、鳥、そして我々人間を含む獣の仲間です。

一方、体の中央に骨がない、つまり背骨のようなものがないものは、ミミズ、貝、タコ、クモ、ハチなどです。

この背骨のない動物を無脊椎動物と呼びますが、無脊椎動物の中で最も進化を遂げたのが、ハチやアリの仲間でしょう。

彼らから見ると、私たち人間は未発達の動物に見えるはずです。


なぜなら、彼らは個体ごとに役割を決めて、集団としての生命を守る進化をしたからです。

つまり、子を産むものは産むだけ。戦うものは戦うだけ。餌を運ぶものは運ぶだけで一生をおえます。

ある見方をすれば、これは非常に社会が発達し、生命さえも社会進化に従ってしまった例です。







が、私はこんな社会は嫌ですなあ。いくら進化した社会とはいえ。







あっ。


なんか、どこかの国がなろうとしている社会に似ている気がしてきた。






うー。寒。

春一番が吹いたのに、いっそう寒くなっちまった。





世の中には、アリやハチの社会を、本気で素晴らしいものと考えている人もいるだろうな。