そんな料理を食べた | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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私の好きな雰囲気の記事を書いている4次元世界の物書きさんが、あっと驚く為五郎料理記事を見たいとのこと。


頼まれたら断ることは断る、断らないことは断らないをモットーとしていますから、これは書かねばなるまい。で、なんぞ綴ってみます。



ただし、大部分は過去に記事にしたもの。

さらりまとめてみます。



私が食べた世界一旨かった味噌汁については、昨日書きました。

では、世界一旨いと感じ、いまだにそれ以上のものを味わったことのないチャーハンは?

はい。バンコクの北20キロメートルのキングコブラ専門店で食べた、ワニ油炒めキングコブラチャーハン。

これは絶品です。
いまだに、それを口に入れ噛んだとき、飲み込んだときの驚きは忘れられません。
米が油にからまり飛び跳ねているのです。
残念ながら、この味をどう形容したらよいのか、私には思い浮かびません。

キングコブラ自体は骨っぽく今一つですが、このチャーハンは、私の食べたすべての食べ物の中でもトップクラスです。





次は自慢。
おそらくこんなプレゼントは、わがグループ会長、社長ももらっていないかも知れません。
ジュネーブからパリ行きのTGVに乗りフランスに入ると、最初に停車する駅はベルガルトです。 人口1万程度の、日本なら田舎村レベルの人しか住んでいません。
が、ここは国境の町ということもあり、TGV停車駅になっているのでしょう。
ベルガルトは国境の町というだけでなく、もうひとつ知られているものがあります。
それは駅から徒歩5分のところにあるレストラン、ベル・エポック。
おそらく、半径100キロメートルくらいの地域で、唯一のミシュラン★★★レストランです。
宇宙飛行士やら、王族やらの来訪したときの写真なんかが飾ってあります。
私はこのレストランの2階にあるホテル(ホテルは★1個のみ)に、3ヶ月くらい泊まっていたことがあります。


その宿を去る日に、オーナーシェフが、夕食をプレゼントしてくれました。
特製キノコサラダ(日本のマツタケに似ていた気がするが……)は味は覚えていません。が、トレ・トレ・ボンにシェフが満足そうな顔をしていたのは覚えています。

なお、田舎では芋はいやというほど食べていましたから、ジャガイモなどは私には珍しく嫌いな食べ物でした。
しかし、ここで食べたジャガイモの丸焼きの味にびっくり。以後、嫌いだった芋類も好きになったのです。



値段だけでいえば、シンガポール・シャングリラのブッダジャンプオーバーザウォールスープ。
私の懐は痛まなかったが、聞いた値段に目が飛び出た。
日本だと100万は下るまい。昔テレビで、立派な体格なのに細いお名前の占い師の方が、それらしき料理をお笑い芸人にプレゼントしていた。放送ではそれを含めた中華料理セットで600万とか言っていたなあ。 法外な値段の日本でも、また、放送に脚色があるにしても、これはすごいと驚いた。
しかし、味は……。




私の初めての海外出張。
歓迎会でエビ料理屋に連れていかれた。

黄褐色の液体が入ったどんぶりくらいの入れ物が出てくる。

「島ちゃん。お茶だ。まずお客さんが先に飲む。まあ、先にやれ」
ジョーク好きの新しい上司が言った。

田舎者の私に、それが手洗い用のお茶だとなぞ分からなかった。

変だなあと思いつつも、そのボウルを口にもっていく。

と、皆が笑いだし 、

「よし!合格」との声がした。






その運転手には時々飯をおごったりしていた。

あるとき彼が地元料理で美味いところがあるというので、ひどくあけっぴろげの集合食堂に連れていってもらった。


出てきたのは、トウガラシのサラダ。トウガラシの唐揚げ。

これは意地でも少しは口に入れたが、かなりこたえた。

あちら(タイ東北部)のトウガラシは、日本のもののような優しい辛さではない。






ジョホールバルというと、日本ではサッカーで知られているかも知れない。

そこから200キロメートルくらい北にのぼった海岸は、日本ではあまり知られていないが、それなりの観光客で賑わう。

会社連中でそこに行ったときのことだ。

釣りキチの上司が、安い!と言って頼んだのが何とかいう魚の丸焼き。



が、それがテーブルに置かれたとたん彼の顔が赤くなった。
店長を呼んで来い、となる。

どうも、彼の知ってる何とかいう魚ではなく、それに似たやつらしい。

店長が来る。

いえ、確かに▲◆です!
店長も譲らない。

何を言ってる。 これが▲◆のはずがない。



と、まあずいぶん長いこと続いた。

普段は温厚な上司の、意外な一面を見たのでした。





その他印象にある食べ物はドリアン。これは一口食べて美味いと思いました。

日本のブルーチーズはオエッという臭いがしますが、本場のブルーチーズは旨くて毎日のように食べてました。


小腹が空き、ロンドンの駅のショップでピッツァを口に入れたが、ビールにしとけばよかったと思いました。


ジュネーブの日本料理屋は嫌いだ。
カップ麺が出されて、数千円払った。


オリーブ油酢漬けイワシ。
これは酒が進む。


グリーンチリのナンプラー漬けも、なかなかいける。




しかしやっぱり、私は日本料理が好きかなあ。


日本料理ではないが、また、ここ何十年も食べていない気がするが、トマトやシメジもとんでもなく美味いのですなあ。


今の日本に、トマトってあるのだろうか?






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