
とあることから昔の石仏が見たくなり、近くの神社やお寺に足を運んでみました。
関東でよく見るのが、『庚申塔』と呼ばれるもの。
庚申(こうしん)とは、十干十二支計60の組み合わせのひとつで、かのえさると呼びます。
これは江戸時代から盛んになったようですが、道教やら神道やら仏教やらがごちゃ混ぜになったような信仰にも思われます。
これを祀る石仏は文字だけのものも多いのですが、像としては邪鬼を踏み、その下には三猿(みざる、きかざる、いわざる)を備えた青面金剛が一般的です。
例えば、こんなもの。


しかし、中にはこんなものも。
なんだ!
えっ?

踏まれているのがお坊さんに見えてしまうのは、私だけでしょうや。
邪鬼にしては、ずいぶんと素直に横たわっています。
おまけ
田舎神社に、こんな立派な石仏がありました。
比較的珍しい、白髭神です。

名前が彫られていなかったなら、毘沙門天あたりと間違いそうです。