★小説★招待旅行、いや正体慮工 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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浄難平に昼前だという。
テレポートすれば一瞬だが、できないから電車で行く。


これは招待旅行ならぬ、正体慮工と分かっていて自ら網にかかる物好きもいる。

丘を登りきると展望台があり、三途の川やら針山、地獄谷が一望できる。

途中に3本の柱のようなものがあり、そこになにやら線画のようなものが描かれている。よく見るサンスクリット文字かと思ったら、どうもハングルのようだ。

そういえば、ここはナラ・ソトホルの地だったな、と日本書紀一書に曰くの補注を思い出す。




なにやら騒がしい。

蕎麦の代金がどうのこうのもめているようだ。




展望台では、おおきく手を広げてあくびをしているご老人がいらっしゃった。


遮るものがないから、結構風が強い。ずいぶん長いこと伸びをしていたから、他人ごとながら身体が冷えないか心配になった。



蕎麦屋の騒ぎは、まだ続いているようだ。