日本人なら、知っておこう。 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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私はD




巨乳だろうか嘘乳だろうが、はたまた去乳だろうが、そんなことはたいしたことじゃありません。

カップの大きさとかは知りません。

そんなサイズを覚えるより、この姿を覚えてくださいな。

八十八と書いて米。
それだけ手がかかっているのだと教えられました。


ご飯のもとは米。米のもとは稲。
このイネというのは食料となる植物の中でも、特別です。

一般に実のなる草は2年、3年と続けて育てると連作障害といって、数年同じものを植え続けると、ほとんど収穫ができなくなってしまいます。


が、イネは少なくとも1万年くらいは連作障害らしいものを生じません。


これはすごいことです。




こんなつまようじのようなものが大きくなり、立派な稲穂がなるのです。










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この写真ように、イネを天日干しする風景は珍しくなってしまいました。


このあたりにも、日本の抱えている問題が潜んでいます。





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山田の案山子(かかし)というと、『山田の中の一本足のかかし……』という唱歌を思い浮かべる方もいるでしょう。

最近の唱歌のイメージから、この山田の案山子というのは比較的最近の言葉と考えがちです。


が、この山田の案山子という言葉は少なくとも1500年前にはあったと思われます。


というのは、古事記の最初の方に、大変もの知りな代表として、カエルや山田の案山子が出てくるからです。




蛇足ですが、イネの干し方は地方により特徴があります。
この地方による干し方の違いは、その地方の気候、風土にあったもので、こんなところにも、イネ作りの、日本人の知恵をみることができます。

イネと米に対する風習は、雲南あたりに大変似ている気がします。
旧日本人の幾多ある祖先のひとつは、まず間違いなくこのあたりにあるでしょうの。




この国の失敗原因は、自国の自然の豊かさを知らなかったことでもあると思います。

列強、特にアメリカの圧力に負けて農林漁業政策を進めざるを得なかった点をさし引いても、やはりまずかったかなと。



同じ面積で比べたなら、地球上で、日本ほど植物の多様性に富む国や地域はないのです。



それは、赤道直下のジャングルさえかなわないでしょう。