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例えば、身長5メートルのキリンと身長6メートルのキリンでは、その身長差は1メートルで、6メートルのキリンは5メートルのキリンより2割方身長があるということになる。








こういう計算に慣れてしまうと、とんでもない勘違いをすることがある。


例えば、Aが1ベクレルBが10ベクレルといった場合に、BはAの10倍シーベルトも大きいと勝手に思ってしまうことだ。

が、実際にはAの方がBの2倍のシーベルト値だったりすることもある。
(注意:簡易測定でAは0ベクレルBは1000ベクレルだが、0ベクレルのAのがBより1万倍シーベルト値が高いこともある)
ただし、シーベルトは推定値である。

このあたりはインターネット辞書でも書かれているが、そこまで読み進む前に力尽きるような難しい表現があったりするから、結局勘違いしたままになることもあるに違いない。




ここまでは分かりにくくはないが、地震規模を表すマグニチュードも勘違いをしやすい。
昨年の大地震以降はあちこちで説明があったりするので以前ほどではないが、震度と混同していた場合をたまに見かけた。


例えば、マグニチュード7はマグニチュード5の1.4倍ではなく、1000倍だ。
ただし、マグニチュードもシーベルト同様推定値なので、10倍くらいの差はよくある。

去年の大地震の際も、速報値と後日発表されたマグニチュードには20倍くらいのエネルギー差があった。



ところで、先日8月31日にフィリピン・ミンダナオ東部の海であった地震。

これがさっぱり理解できない。

中国西部でマグニチュード5.7の地震があり被災者が100万人(亡くなられた方100人くらい)との報道があった。

一方、フィリピン・ミンダナオ東部の地震はその1000倍のマグニチュード7.6(当初は7.9)。
震源に近いミンダナオで、津波が3センチメートルとか10センチメートル。
被災者は不明だが、ほとんど日本では報道されていない。


あれだけ緊急津波メールとかを流したのにである。


この地震は海溝の東側で南北にうまく津波が起きないように、また揺れが感じられないような動きをしたのだろうか。


また、被災者はほとんど無かったのだろうか。

中国西部や田舎の家屋なら、震度4レベルで被害が出るだろうことは容易に推測できる。
もし、マグニチュード7レベルで震源が浅かったなら何百万人、何千万人という被災者が出るだろう。



で、フィリピンはどうだったの?



報道しないことが無かったことなのか、あっても無視しているのかが分からない。

特に民主党政権になり、かつ大地震の後、ほとんどの放送局が乗っ取られてからは。





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