
昨夜のことである。
あるブロガーさんの家を覗いたら、河野裕子さんなる歌人の歌が載っていた。
参りました。
最初の歌みただけで、戦う前にごめんなさい。
時にエセ占い師、時にジュエルディーラー、時に地球物理学エセ学者、また時には恥も外聞も気にせず眉唾語学研究者を装いつつ、歌やら川柳を詠む私としては、横っ面をひっぱたかれた気分。
参りました。
だからこそ、ポケットは無限に持とうと、改めて感じたのでした。
そんなわけで、少し頑張って、河野さんには及びもしないがなんぞ歌でも詠んでみっかな、と思ったのです。
朝っぱらから目眩がするんで
気付けにワンカップを
ごくりとやってみる
やたら高い虫の声だと思ったら耳なりでやんの
耳なりなんて最近まで知らねがっただよ
さて、こっからは体裁を整えっぺ。
野分来て
飛んで行っただ
おらがかかぁ
おおなゐに
慣れろと言ふや
アホかいな
ひのもとに
にゅうすといふもの
ねぐなった
唐新羅
今ぢや笑へぬ
瑞穂かな
あーあ、やっぱり日頃の癖が出ちまっただよ。

最後は、ちいとキザにまどめでみっかな。
ひぐらしの
声はすれども
姿なし
野仏のゐる
ねこじゃらし道
前を行く
三十路がらみの
うなじ吹く
風こそ知らめ
更待の月
そういや、もう9月。
9月は英語だと確かSeptember.
英国人は、10まで数えられなかったのかなあ。
Septemberって言ったら、常識的には7月なんだけど。
なんで9月にしちまったんだろう。
というか、Oct,Nov,Decも、どう見たって8、9、10。
なのに、なんで2ヶ月もお土産つけたんだろか。
わがんねえだ。