
一番長い付き合いのある、魔界のシシャモの卵からの伝言でも書いてみっか。
紀元前6世紀頃、カーストに代表されるアーリア(=聖)という在り方に反発する動きが出てきました。
こうした従来思想、体制への批判は世界規模で起こったのです。プラトン、ソクラテスといった哲人が活躍したのもこの頃です。
これは地球規模での気象変動のため、食糧事情が悪化していったことが考えられます。 日本でも伝説上、この時期に日本に日本人の先祖がやって来たことになっています。
インドの話に戻りましょう。
数ある反体制派のうち、最も過激だったのが、ゴーダマ・シッダールダでした。 実はこの名前自体が、既に反体制派であることを物語っています。本来ならばアーリア系の呼び方として、シッダールダ・ゴーダマなのです。
ブッダとは単に悟りを開いた人のような意味でしょうから、キリスト教ならイエスのことをキリストと呼ぶのに似ています(キリスト教の親であるユダヤ教では、イエスはキリストではない。また、キリスト教の弟であるイスラム教でも、イエスはキリストではないが、極めて優秀な預言者である。★注★予言者ではない。予言者はユダヤ教やキリスト教、あるいはイスラム教には存在しない)。
後にブッダと同一視されるゴーダマ・シッダールダの過激さは、なかなか理解できません。
とにかく、それまでの国や国民の在り方、生活をどんでん返しにしてしまうものだったからです。
このあたりは、日本の明治維新にも似ていますが、中身、規模が全く違います。
日本では、大国主が国譲りしたときも、物部が仏教に敗れたときも、一巳、壬申のときも経験していないでしょう。
ただし、今は目に見えない巨大な動きはありますが。
さて、このゴーダマ・シッダールダの革命的な考えを簡潔にまとめると、人間は平等であること、一生とは一瞬であり無常であること、あるいは生きることをそのまま受け入れると苦しみは無くなることなどです。
また、生まれや金銭如何での解脱はないとしています。
ところが、最近観音様(何観音かは不明)世界やら、霊界やらといったあたりではやたらと金に固守するところが出てきています。
これは不思議です。
霊界や天上界には、お金は不要です。
冥界に渡るときには、船賃六文が必要ですが、これは冥界の入り口までの案内料。冥界でも一切お金は必要ありません。
お金が必要なのは、人間界だけです。
と、私が最も長い付き合いをしている、魔界のシシャモの卵が言っておりました。

あっ、一言いい漏れました。
霊界近くに、神棚などあってはならないものですよ。