私自身は、霊界だか冥界だかは信じておりません。
考え方を変えれば、それを信じられる能力も経験も知識もないということになるでしょう。
だからと言って、それを否定するわけではありません。
パワーなんとかとかヒーリングとかは、もし本人がそれで幸せな気分になれるなら、それはおおいに結構なことですし、また経済のためにもなります。
実際、そういうこともあるでしょう。
ですから、そうしたものをすべて悪だと決めつけているわけではありませんし、また、不必要だなどと言っているわけでもありません。
私が嫌なのは、そうしたことを出汁に知識の乏しい、またお人好しを脅迫、あるいは上手く誘導して詐欺を働くことです。
そのためには嘘をついても金を作りなさい、などというのは論外です。
しかしながら、今回学ばせていただいたのは、そうしたあまりにも卑劣な、見方によっては詐欺側がひどい素人にも拘らず、騙されてしまっている方がいることでした。
例えば、日本中に念力を送れるような力を持つ人でありながら、たった1人のブロガーさんの記事だけでそのパワーが半減したような記述をしている記事があります。
このあたりで、普通ならおかしいと気づいて当然でしょう。
日本中に送信できるパワー。これは絶大です。太平洋の海の水くらい大きいのです。それが、たった1人のブロガーの記事で力を失う。 このブロガーさんの記事は、コップ1杯の水のはず。
つまり、太平洋の水を動かせることができても、コップ1杯の水にはたじろぐということでしょう。
あるいは、太平洋の水は飲めても、コップ1杯の水は飲めないということになります。
石だろうが会話だろうが、あるいは目を見るだけだろうが、当人が納得、それなりの価値を見いだしたなら、原価50円の仏様に10万円でも1億円でも払ってもいいでしょう。
ただし、それは原価50円であり物理的には何ら意味もないものだ、と納得している場合です。
あるいは、10万円が1回の夕飯代以下であるような人たちの場合です。
そういうものは、ある意味必要かなとさえ思っています。
ただし、それにすがるために生活費をさき、子どもへの飯代を削る、あるいは借金をするような場合は、私には受け入れられません。