地元自慢 その? ★仏生寺 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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名前からして、いかにも曰くありそうな寺です。

伝説によると、勝道が生まれたときに裏山に錫の杖が降ったそうな。

これは西洋でも見られる偉人誕生天変地異(特に流星やほうき星の出現)の1パターンで、多分流星群の発現でもあったのでしょう。
仏生寺裏にあるこの山は、今でも錫杖山と呼ばれています。




近くには、かつて金の採掘が行われていた金山という小山があり、長い洞窟もあった。

が、金山のあったあたりは、『鉱山跡』の立て看板を残して、平地になっていた。



荒れ放題だった参道は、きれいに整備され、洒落た公園になっている。



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それでも、苔むした山門はいつ朽ちても不思議ではない。






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写真ではたいして大きく見えないが、山門には2本のケヤキがあり樹高30メートル、樹齢は700余年とも800余年とも言われている(県天然記念物)。 逆にいえば、ケヤキが大きいので、それなりの山門がおもちゃに見えてしまう。



本堂は山の絶壁前に鎮座し、ここには薬師像(伝勝道作→これは誤りで、おそらく鎌倉から室町時代の作)や十二神将があり、これらはそれぞれ県、市の重文でしかないが、私のひいき目では、国重文級だ。


現在は無住職の寺で、確か他県の住職がそれを兼務していると思う。





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勝道は、役小角の流れをくむ山岳仏教の開祖の1人で、日光東照宮(現在の輪王寺)の開祖として知られている。
東照宮前、金谷ホテル脇には朱色の神橋というものがあり、これが勝道が大谷(だいや)川にかけた橋ということになっている。

神橋は、人間が渡ることは許されない。


ニッコウは日光と書かれるが、かつては二荒と書かれ、フタラと呼ばれていた。
フタラとは、サンスクリットのポータラカ、つまり神仙の国にあるというホダラク山のことだろう。

富士山も、ホダラク山と呼ばれることがあると思った(これは記憶があやしい。あるいは間違えているかも知れません)



家康廟がここにあることも、陰陽道とともに、ポータラカに関連していると思われる。





蛇足

左足親指の豆が裂け、かばって歩いた右足の関節が痛むジジイだあ。


今日も暑い。




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錫杖山全景。
近くにはこんにゃく畑が広がる。
次男にそれを見せて、10回以内に当たったら100万ドンを約束したが、やはり当たらなかった。

ヒントとして、『夏が来れば……』と口づさむ。


しかし、驚かされた。
次男は『夏が来れば思いだす……』の歌も知らなければ、ミズバショウも知らなかった。

唖然とした瞬間。

ヒントはヒントにならなかった。


こんにゃくの国内生産は群馬がダントツで、約90%。
栃木約5%と続く。

こんにゃくの関税は、ダントツの1位。

TPPが発動されると、群馬の農家は壊滅状態。とにかく、大陸産のそれは国産の1割以下。
ただし、我々の口に入るときには、国産品の少し安め程度になるだろう。

いやいや、加工品はすでに大陸産が大半に違いない。
餅の事故より低いあの事故がマスコミで大々的に取り上げられ、国がなんらかの法律を作ったあたりも、このあたりに注目すると、宮崎の貴重な牛を根絶やしにしたこと同様、理解できたりもする。


次なるターゲットは米だろう。

某国傀儡政権はなくなって欲しいものだ。


が、それさえ気付いていない。

マスコミという道具の使い方が実に上手い。

ダメ政治家役をこなす閣僚も、なかなか芸達者である。



しかし、天皇まで出汁に使ってはいけません。


いや、傀儡政権のちょっと先の目標はそこらあたりにあるのは分かっていますが、あまりにえげつない。



おっと。


これ以上書くと、来月の飯さえあやしいジジイの生活が、今夜の飯を心配せねばならぬことになる。


悔しいが、ここまで。