
アルキメデスしながら考えた。
飢えを見たら腹が減る。
θばかり見ていたら、舞見えぬ。
鈍角この容は難しい。

五つか六つか忘れた。
痴呆症である。
……(中略)。
積水借りエースになるのは免れた。

いづれの……オッホン、オッホン。
道路工事あっ!また~?
侍蹴る中に、極めてヤンキーにはあらぬが、説きめき弾うあり蹴り。

春はあくびの、夏は酔い、秋は湯船、冬は勉めて。
さて、くだらないコピーは置いておき、テーマのだじゃれの話に移ろう。
これは、かなり難しい内容になるかも知れない。
なぜなら、私は今千鳥足で家に向かっているからである。
こういう状態だと、だじゃれを出せる頭が働かない。
だから、ついついかたい話になるのだ。
だじゃれ文学のトップは、世界で一番売れている本の前半である。
このことは2、3度記事にしていたような気がする。
ADMアダマ(土)から造ったからADMアダム。
ISH男(イッシュ)を真似て造ったからISH女(イッシャ)。人々の祖先だからアブハムからアブ・ラ・ハムへの改名(古代はおそらくアップ・ラ・ハム)。
この本の冒頭は、だじゃれの嵐である。
だから、初めに言葉ありきともなる。
世界的にも最も古い小説とも言える“竹取翁物語”、あるいは“古事記”もまた、だじゃれの宝庫である。
貝がなかったので、かいなし。
我が妻よ、と叫んだ場所なので吾妻。
こうしただじゃれの集体系が万葉集だろう。
また、世界を代表する政治文学でもある。
その中で、特に優れまた、風刺の込められた歌はこれだろう。
ひむがしの のにがぎろひの たつみへて かへりみすれば つきかたぶきぬ
(現在の日本に似ている)
歌の聖人は、この歌ゆえに、自らの命を絶たなければならなかったに違いない。
そんな気がする。