しかし、ゲルニカがすごいなというのは分かる。
ピカソは抽象画の代表で写実的な絵を描いていないように思っている方もいるかも知れないが、とんでもない。
ピカソの一瞬の素描の正確さは、さすが超のつくトップアーティストだと感じた映像を見たことがある。
これは驚きだった。子どもの頃の私は、ピカソとは幼稚園児の描くような絵しか描けないと、どうしようもない誤解をしていたからだ。
抽象画は、ダ・ヴィンチやフェルメールなどのように、いくら観ても飽きないというものは少ない。
例えばダリやミロはすごいなとは思うものの、それを毎日観たいとは思わない。
そんな意味では、この作品は非常に稀な飽きない作品である。
保管が悪く、ガラスが割れて絵の具にヒビが入ってきてしまっている。ごめんなさい。





一方、こちらは20年くらい昔描いた、妄想画。
たぶん、油はこれが最後だろう。ベニヤ板にしか描けなかった。
この時代は、つらい時期だった。
私は神とかは知らないが、もしその神様とやらがいたなら、どうしますかねと聞きたいことがあった時代。
いや、経済的には今の方が凄まじいが。
いやいや、経済的なものだけならまだ救いようもあるのだろうがね。
と愚痴っても仕方ないから、さて今日は一寝入りしてから、おにぎり作って散歩に行こう。



サイズだけは、世界一高価な絵とほぼ同じ。
すごく絵の具が悪い。
まっ、しゃあないね。