ヨモギ、タラノメ、フキノトウ
夏は酔い
日本酒、葡萄酒、芋焼酎
いろいろあれど、やっぱり夏は生ビール
秋は友禅
小袖、襟足、百合の花
冬はうおのめで
痛いし寒いし こたつ猫
さすが、3万だか4万だかの中から選ばれし若人。
1ヶ月後からでも使えそうな輩だ。
去年はマスターだのドクターだのが目立ったが、今年は大半が学生。
あちゃらの方もいたなあ。
ちなみに、私は新入社員として紹介されなかった。
はあ。当たり前ですが。
しかし、将来大物になるある方が(ある意味、若くして既に十分大物だが)家で飲めよと18年物をくれた。
貧乏じいさんは、社内でありがたくいただいた。
が、重いから会社に置いたままだが。
客観的に見たら、子会社掃除の立たされジジイに、役員が社内でおおっぴらに、“俺は飲まねえから、じいさん飲めや”は、奇妙に違いあるまい。
知らない人が見たら、このジジイ何者?となる。
が、実態は、単に明日の飯代の心配をする老人への労りなのである。
このあたりの気遣いが大人(たいじん)なのだ。
しかし、今年もへんなヤツらが入ってきた。
年度初の挨拶で、グループの親分が“ごめんなさいね”を10回は言った。
普通なら小金持ちになると立派な家を構えたりするが、ここの親分は田舎では小さい方になるであろう、下町のやや古い家に住んでいる。
滅多にスーツを着ないし、偉ぶることもない。
中小企業よりは少しだけ大きな会社の親分としては、日本には彼以外にこの手の人間はまずいないだろう。
だから、芸能界でも話題の、なんちゃら賞をもらったりしている。
日本、いや世界的にも珍しい会社かも知れない。
庭の花桃が咲き出した。

が、楓とともに、我が家自慢の垂れ桃は、まだ蕾が硬い。
