7月
フゥ・トゥキ
ナイルの洪水の恵みに、王が感謝の祈りを捧げる月。フゥとは、言葉などの神格化。
フゥ・トゥキ→フットッキ→フツキ→文月
8月
ハァピ・トゥキ
ナイル川の洪水で、ナイルデルタがパピルスの緑に被われる月。英語happyの語源でもある。
ハァピトゥキ→ハップトゥキ→ハットゥキ→ハツキ→葉月
ハッ・トゥキ(一説に“畏れ大き王の月”)
9月
ナーガ・トゥキ
ナーガは、現在は東南アジアにしか残らない蛇の神で、長いの語源でもある。長良川は“蛇のような川”の意味。“流れ”“縄”“三輪”もナーガからの転成語。
洪水が引きはじめ、デルタに蛇のような流れのナイル川が残る。同時にコブラが繁殖・成長する月。
ナーガトゥキ→ナガツキ→長月
10月
カムィ・ナッハ・トゥキ
神々が去られる月。
太陽の力が日々弱くなり、一時期神々が地上から去っていく。現在は時期がずれてしまったが、冬至のある月で、日本の新嘗祭、中東の太陽復活祭、これを模倣したキリスト教のクリスマスのある月である。
カムィナッハトゥキ→カムナツキ→神無月
11月
シュー・ムゥト・トゥキ
太陽光でもあるシュー神と、テーベの女神たるムゥトを祭る月。復活した太陽の力を祝い感謝する。また、来年の洪水による豊穣を祈る月でもある。
シュー・ムゥト・トゥキ →シームーツキ→シモツキ→霜月
12月
シア・サァラー
新しい年(春)を迎えられるようたたえる、太陽の息子、つまり王が持つ偉大な力への畏れを表す言葉。
かつての12月は、現在の2月くらい。
シアサァラー→シアサァ→シアス→シハス→師走
★参考
しま爺あやしの語源辞典
(信頼度10%以下の駄洒落・こじつけ語源辞典)
ちなみに、エジプトには四季がありません。
宗教にしろテレビ・新聞ニュースにしろ7、8割に常識や正しいとされることがあると、残り2、3割のどうしようもない嘘に、コロッと騙されてしまう場合もあります。
ご用心、ご用心。