★マヤ歴と終末論 ★中編 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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さて、前編では週のつくりについて話しました。

ここからは本題、マヤ暦について考えていきます。

マヤ暦の前に、まずマヤ数字について話さなければならないでしょう。


マヤ数字は、普通に見たなら絵としか思えません。

(下記参照)


しま爺の平成夜話-201201011819000.jpg


こうした文字は、0から20までありました。

ここが極めて重要です。
いいですか。
1から20ではありません。
0から20までなのです。

私たちは義務教育で、0を発見、あるいは発明したのはアラビア人だとか、いや、インド人が発明しアラビアを伝わって西洋に知られたのだとか教わります。いずれにしても、5、6世紀くらいのことでしょう。

が、このマヤ数字の0は、それよりさらに数百年前に使用されているようです。
つまり、分かっている範囲では、マヤ人が人類最初の0の発見、発明者と言えるでしょう。

(下記写真左中央:右腕の中央にある、半分にした花びらのような形)



しま爺の平成夜話-201201011125000.jpg


マヤ数字は、20がひとつの単位。つまり、20進法です。

また、儀式に使われた暦では、13進法が基本です。

進法とは、その数に来たら次の数の位が変わるというもので、日本人には最も馴染み深いものでしょう。
例えば、1から始まって9まで来たら、位が変わって10となるものです。

一、十、百、千、万、……。これらすべて10進法です。


えっ?13進法?変な数え方をしているな。

なーんて思った方は、自分が見えていません。

実は、ほとんどすべての日本人も、10進法ではないものを毎日使っています。
例えば、時間です。

60秒で位が変わり1分となり、さらに60分で1時間、24時間で1日。
こんな風に不思議な位の進み方をするものを、平気で使っているでしょ?

先に話の出た週も、月も年も同様でしょう。

ですから、13進法が変だと考えてしまうのは、いささか見方考え方が自己中心的だし、自分が見えていないとも言えるでしょう。





いささか頭痛し。


続きは明日予定。