つまり、20×13=260日が1単位になります。
これは、ツォルキン歴などと呼ばれています。
おやおや、1年365日と比べて、とんでもない誤差だと思った方。
とんでもありません。
これはあくまでも、儀式の為の暦。
1年の測定に関しては、太陽と金星の動きなどに注目して、1年=365.2420日と割り出しています。
これは驚きを通りこし、唖然とするばかりです。というのは、現在の人間が最新技術を使って求めた1年は、365.2422日であり、地球の公転速度の遅れ、誤差を考えれば、この値はまさに正確で、現在の我々の天文学者レベル、電子時計レベルに達していたからです。
少し前まで全盛を極めていたクウォーツ時計レベルでは、これほど正確な長い時間を計ることはできますまい。
さらに面白いのは、ロングカウントと呼ばれる暦も持っていました。
これをバクトゥンと言い、聖なる13バクトゥンは、約5200年にあたるのかと思います(西暦は紀元何世紀までだか忘れましたが、グレゴレオ歴を使い太陽歴とはいえ誤差が大きかった。西暦が比較的正確な時間を現せるようになったのは近代)。
日本にも還暦というロングカウントがありますが、マヤ暦のロングカウントは、この還暦の長いものと思ってよいでしょう。
さあ、もうすぐ結論です。
マヤ暦で13バクトゥンの終わりの日が、(設定により変わるが)西暦2012年12月23日前後となります。
別の見方をすれば、この日は長いカレンダーの大晦日です。
もう、お分かりですか?
大晦日の次の日はお正月です。
少なくとも私はそう思います。
13バクトゥンの後に世界が滅びるとかおっしゃる方。
その文献を見せてくださいな。
いや、石碑にそう書いてあるなら、その写真だけでもアップしてくださいな。
その日を終末だなどと騒いで金儲けを考えている人が言っていることは、“大晦日でこの世がおしまいだ”と言っているようなものです。
皆さんは、大晦日の次はお正月だと思いませんか?
ちなみに、こうした怪しい終末論を斜め読みしただけでも、マヤ暦についてほとんど知識がないか、読めない方が多そうだと分かります。
あっ。私も読めませんがね。

★マヤ王の即位姿?
私はこの姿の中に、西太后を見てしまうのだなあ。
まあ、女真族(満州族)もマヤ族も、それほど遠い繋がりでは無いはずですがね。
もちろん、日本人を含めて。