【め】 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
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★メドゥーサ
本当は桁違いの美人だったのである。あまりに美しいから神が嫉妬してあんな姿にしてしまったのである。実に女の嫉妬とは恐ろしい。 そういえば、大陸にはもっと恐ろしい、身の毛もよだつ嫉妬の話がある。
恋敵を人豚にしてしまった話だ。人豚とは? いや、これは悲惨過ぎて詳しく説明する気にもなれない。詳しく知りたいならインターネットで“漢書”“人豚”“戚夫人”とでも入力して検索すればすぐ出てくる。この話を作り話ととるか、似たり寄ったりの事実の記述ととるかは、読み手の経験にもよるだろう。

メドゥーサは、日本のイザナミ像にも影響を与えている可能性がある。





★明太子
辛子明太子といえば北九州、特に福岡あたりが有名に違いない。いかにも古くからの伝統食品のイメージがあるかも知れないが、実は現代のような辛子明太子の歴史は驚くほど浅く、商業ベースだと60年くらい。民間の食生活レベルでさえ、100年程度のものだろう。
ちなみに明太子の明太は、スケトウダラを意味する半島か大陸の言葉の可能性が高い。つまり明太子とは鱈の子(卵)という意味だ。
なお、辛子明太子が日本で発明されたにせよ、半島からの食品を加工したものにせよ、それが500年以上の歴史がある可能性は、ほぼ0%である。
これは、唐辛子の伝播を考えれば明らかだ。
同様に、麻婆豆腐も最近発明された食品だ。





★飯
メシという呼び方は悪いものに捉えられがちだが、おそらくこれは“召す”からきた美しい言葉であった可能性もある。飯は古くは“いひ”、または“ひ”だったから、それを召すから生まれた新しい言葉だろう。まあ、新しいとはいえ、少なくとも数百年の歴史はあるだろうが。

ところで、私が初めて大陸の土を踏んだ頃には、まだこの言葉に近いものを使った挨拶が生きていた。が、政府がそれは悪い言葉とし強く教育をしたため、現在はニィ~ハォに近い発音が朝の挨拶言葉となっている。
つまり、あの挨拶言葉はごく最近の発明と考えてよい。






★メルトダウン
日本では『チャイナシンドローム』という映画が劇場公開された頃から一般的になった。 最近はよく聞く言葉だが、どうもマスコミあたりは間違った知識を与えたいようだ。
おそらく今の政府も同じだろう。与党のとある国会議員のブログなどを読むと、あまりに唖然とし、文句さえ言う気になれない場合も少なからずある。
正直なところ、妄想爺のうえ、最近ボケてきた私よりはるかに妄想や思い込みが激しかったりする。
政治目的でそうしたことを書いているならまだいいが、本気だとしたら病院に行った方がいいな、と思われる場合もチラホラ。






★滅私奉公
→古語辞典を見よ。





★めたんこ
平成20年から25年に使われた副詞。
→めっさ





★メラメラ、メリメリ、メロメロ
→目裸目裸、目離目離、目炉目炉





★明治は遠くなりにけり
→昭和は遠くなりにけり





★妾
目をかける相手。




★メランコリー
目乱古里または、瞑濫古梨のこと。