けふはまさにさあらむひたれどそらのけたたましふありけり みあげたればひかふきのあまたさぶらひてげにさうざうし たまさかていぷういぷういなるのすわんくわあにゐてなうるがなんぞうげきなどおこしたるやなどさへおもえたるひるぞかし さてもさてもていぷういぷういのあるぎやうくわいのこぞりてはくしゆなどあるがののじやうにんにはにがむしをゐにいれられたるるけしきにやあらむおどどまたどあいじんのおほかりければうるはしみずほのくにのいざなぎいざなみのこころはきへゆくとなむおぼへける さあれどこはるひよりのものぐるわしくこよひもかはらぬおだやかなるつきのひかりにてあるらむ ああかかるがしぜんなり ひとのなきわらひはしぜんのいぶきにはいつすんさへもかかわらじ
こよひもおだやかなるつきなりこよひもおだやかなるつきなりはあなんどみてもこよひもおだやかなるつきなるかな