早退。
って、公務員さんから見れば、十分に遅いかな。
さて、バス待ち、電車待ちの間に、何か書いておこうか。
対米ドル最高値だとか。
一般的には、その国の貨幣価値が上がるということは、信用があり強い通貨だと考えられる。
が、最近の円高でそう思う人は稀だろう。
日本は現在、非常に不安定な政治・経済なのに、なぜに為替相場上がるのか?
その前に、円高の影響を考えてみる。
円高だと、他国は日本からの商品を買うのに、以前より多額の金を使わなくてはならなくなる。当然、購入を躊躇する。 つまり、他国は輸入を絞るから日本からの輸出が減る。
日本からの輸出減=国内生産減=国内産業の衰退となる。
一方、日本は以前より安く外国のものが買えるようになるから、自然と輸入が増加する。
安い外国ものが入ってくるから、一層国内ものは売れなくなる。つまり、さらに国内産業が空洞化し、失業者が増加する。
失業者対策費が底をつき、増税に走る。
貧しいものは、一層貧しくなる。
こうした場合、アメリカのような強い国なら自国産業を守るために、あの手この手を使って外国商品の輸入規制をする。
が、お人好しの日本は、海外からの関税を無くして自由に商品の行き来ができるようにしましょうときたもんだ。
はい。
息の根が止まります。
日本が輸入規制をすると、やれ保護貿易だなんだと難癖をつけられるのが怖いというのもあるだろう。
いや、そちらがメインか?
とにかく自国は衰退していく。
本来なら、円高はその信用の高さを誇れるものだ。
が、今の円高は意味合いが違う。
形の上で、とんでもない金額の米ドルを貯えていることになる。
実はアメリカ経済も病んでいるのに違いない。
病院の手術代の担保金。
そんなこともあるだろう。
このあたりは、なぜガタフィが死刑を執行されたかを考えると奧が深そうだ。
ガタフィは典型的な反米だったが、ある時からアメリカに屈した。
が、また一人歩きしそうな雲行きになってきていた。
たぶん、こうしたこととウィキリークスが経済的理由により営業を停止することとは関係があるだろう。
大方の見方は、ウィキリークスとは、大国の闇・恥をさらけ出すものだろう。
が、私の見方は違う。
もしそうならば、ウィキリークスなど存在するはずがないと考えられるからだ。
ウィキリークスは経済的問題から破綻したわけではなかろう。
予定通りなのだ。
エジプトもリビアも手のひらの上で躍らせただけだ。
日本も、その例外ではあるまい。
だから、円高なのだろう。
友愛だとか地球人だとかいう考えは、私も好きだ。
が、それは個人レベルで考えること。せいぜい地方自治体レベルまでで考えることだ。
国と国の間で、何が友愛ですか。
イギリスの小説家で、首相も演じたこともあるチャーチルを見なさいや。
円高。
困った事態である。
だから大陸に行け!
と、マスコミは宣伝するだろう。
日本人が大陸で成功しますかなあ?
とにかく、テレビではいいことしか教えまい。
先日も、東京大学を代表する日本の大学と、たぶん復旦大学あたりだと思うが、大陸の大学との交流がなんたらいう話を3秒くらい見ましたな。
ふーん、である。
若い頃、少年宮の教育をかいま見てしまった私には、たぶん自分で自覚できないカラーコンタクトが生えてしまっているのだろうかね。