
九州の佐賀県である。
最近でこそ原発のゴタゴタで知られるようになったものの、県自体の存在もまた希薄であり、ある統計では、日本人が最も言い漏れてしまう県だった。
しかし、吉野ヶ里遺跡に見られるように古くから発展した地方であり、東大派など、邪馬台国に比定する人も多い。
また、私が時折お邪魔する陶芸家のブロガーさんがここに居を構えていらっしゃいます。
佐賀県は、かつての肥前国であり、肥前と言えば、有田、伊万里、唐津など、日本を代表する陶器の産地です。
この県と私の田舎(栃木県)は浅からぬ関係にありますが、なぜか双方とも思い浮かぶ都道府県順の、最下層にあります。
なお、これはかなりマニアックな話ですが、佐賀県は日本一形の変わった県かも知れません。
明治維新後の廃藩置県で、いずれの都道府県も数回はその名前や形が変わっていますが、佐賀県はなんと10回以上。
ひどい時には、ひと月を待たずに形が変わっています。
これは、今の岩手県と同様、ある種のいじめのようなものでしょう。
ところで、意外と言っては失礼ですが、佐賀県には日本屈指(かつて日本一2回)のものがあります。
なんとそれは、単位面積あたりの米の収穫量。
ご存知でしたか?