いやあ、朝からなんともはやなにやら小声でブツブツやってるな、そんな方がすぐ隣にいたのです。 ああ、いろいろあったんだろうな、と思っていました。 さて、私が電車から降りようとしまと、そのおっさん、いや失礼、私よりお若いであろう男性が、フーーーッと長いため息をついたのです。 まあ、それはどうでもいいのですが、……。 その息が、もろに右側の耳に。 ギャッ!ゾクゾクッ。 朝から不吉な出来事に、すっかり疲れたのであります。