マイム・マイム・ベサソン | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

ケータイの着信音はなに?ブログネタ:ケータイの着信音はなに? 参加中



いや、実はこれを着信音には使ってはいませんがね。

中には、これを着信音にしていらっしゃる奇特な方もいるのではないかと。


はい。
マイム・マイムと言えば、今の若い方はどうか知りませんが、今30代くらいの方までなら、運動会フォークダンスの定番かと。


えっ?

はい。よくご存知で。
おっしゃる通り、これはユダヤ教の踊りです。

マイムとは、まあおおざっぱに言えば水。
つまり、砂漠の民が“ヤッホー、水見つけたぜ”と喜び踊るやつですよ。
ちなみに、ヤッホーって言うのは、ユダヤの神様の名前なんですがね。



はあ?

カテゴリーが違うって。
だったら、旧約に分類すべきで、日本神話にしたのはおかしい?

へい。ご指摘はごもっとも。

ですがね。

これは旧約でも、日本神話でも、どっちでもいいんですよ。



まずは、旧約から見てみますかい。


アブラハムって知ってますかい。
ユダヤ教でも、キリスト教でもイスラム教でも、神様の次くらいに敬われている人で、アブラハム・リンカーンなんていうのも、彼の名前をもらったんだがね。
このアブラハムの長男、とは言っても、その前にハガルっていう女との間に男が生まれていていて、イスラム教ではこっちが主流だと言ってまして、確かに長男というのは今の感覚だとおかしいんですが。
とにかく、正妻サラとの間に生まれた男っていう意味での長男に、イザアクっていう男がいました。
で、イザアクは正妻のサラが100歳近くになって産んだ、スーパーウルトラ高齢出産の子なんですが、サラが亡くなった後でも独身。妻にすべきいい娘がなかなか見つからなかったですな。


で、途中はしょって結論だけ言うと、このイザアクの嫁を見つけたきっかけが、井戸水だった。



時代は下って、エジプトのモーゼの時代。

モーゼが殺人を犯して砂漠の民に助けを求めたとき、やはりモーゼが婿養子に入った家の娘との出逢いが、やっぱり井戸水がらみだった。



さて、日本の話を見てみるかい。

これとそっくりな話が神話に出てくるだわさ。
青木繁の絵でも話題になった、山幸彦が海王の娘と出逢って結ばれるのも井戸水がらみ。

ああ、この話は竜宮城の乙姫様に化けちまったりしてるがね。


つまり、神話などでは、重要な女との出逢いは、かなり高い確率で水が関係してくるんだな。


それからね。
モーゼが石を叩いて水を湧きださせる話も有名だが、これは空海、つまり全国に残る弘法大師の話にそっくりだ。


さらに、マイム・マイムの歌は、ユダヤの歌だが日本の歌に通ずるものがあるのよ。



はあ?
ユダヤの言葉じゃ、日本に通じるはずがない?


そうだな。

でもな。
マイム・マイムは、日本に受け入れられる要素を十分にもっていた。




それは何かって?


うーん。これを話し出すと長くなるから、簡単に言っておくぞ。



その音階だよ。

特に、ミとラの使い方だな。


あとは自分で考えろ。


民謡とマイム・マイムの旋律を調べれば気付くことがある。




さて、疲れた。


昼寝でもさせてもらうっぺ。





ざわざわざわ、ざわざわざわ。


しま爺の平成夜話-201108190855002.jpg



一瞬にして、昼が夜になる。
しま爺の平成夜話-201108190908000.jpg





この2、3時間で、ギザの10年分、アタカマの2000年分以上の雨が降った。




砂漠でこれだけ降ったなら、未曾有の大洪水になる。


きょうの都心は、節電ではなく落雷による停電が起きそうだ。




あっ、まずい。
来年の気象年鑑を見てしまった。

今日は都心で記録的豪雨になることは、まだ知ってはいけないことでした。


すみません。

これは内密に。