とある発禁本の話 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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これは以前、あるブロガーさんへのコメントに書いた内容だ。




貧乏性の私には珍しい話なのだが、現在行方不明になっている、ある本の話だ。
それは見つけた時既に発禁本になっていたらしく、初めて手にする、また私などには到底考えつかないおそろしい本だった。

どれほどおそろしい内容かといえば、あんころもちの後の渋茶くらいに怖く、おかげで数百ページ、いや厚さ5センチくらいあったから千ページくらいあったかも知れないが、寝る時間を奪ってしまう悪魔の本であった。


そこには、現在の歴史地理に出てくる名前だけではなく、電車のつり革やインターネットのページを開けたなら目に入るような名前まで記されていた。

かつ、当時はアメリカだのロシアだのよりははるかに大きいと思っていた、ロスの子供だの自由の姪っこさんたちでさえ、小さな枝であるとする、実に壮大な本だった。

もちろん、日本の3つのダイヤや○で立つものなど、末端の一葉でしかない。


即、発禁になったらしいのも頷けるものだった。



その本と私の個人的見解で言わせてもらうと、NHKの大河ドラマというものは、たいへん時代に敏感であり、その時代をはかる目安となる。



昨年は坂本竜馬付近
今年は織田信長繋がり
来年は平清盛周辺



これは、あまりに鮮やかなリレーに見える。

偶然と考えられないこともないが、仮にそうなら、極めて低い確率であろう。


大河ドラマにするにはあまりに資料不足で無理だろうが、ここに大伴金村、蘇我入鹿や聖徳太子がくると、放送局のポリシーみたいものがかなり明確になってくる。


ちょっと見方を変えれば、かなら細い線だが、天草四郎、支倉常長、というあたりも多少関わりがあるか?



そういえば、例の本で、孫文だのニクソンだのに混じり、現代の日本人ではただ一人の名前が挙がっていた方がいる。

それは、吉田でも岸でも佐藤でも、あるいは田中でもなく、私には初めて聞く名前だった。

インターネットにも出てこない。



それほどおそろしい本である。


これは、読み終わるまでは眠れなかった。





そうだ、祟道上皇、勝海舟あたりも面白いですね。