『信長と家光』その11 ★とりあえず最終回にします ★江の末裔 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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徳川幕府初代家康の後をついだ秀忠。

家康と家光の間に隠れて、がっこの歴史では影が薄いだろうが、なかなかの人物だったようだ。

でな、秀忠の正室、いや初めの正室は6歳だったが、こちらは形だけの婚礼。
実質は、継室である江が初めての嫁。
とはいえ、かなりの姉さん女房だし、江は相当な野生児だったようで、秀忠がすぐに将軍になったとはいえ、たぶんなかなか頭が上がらなかったかもしれんな。


秀忠との間に生まれた竹千代、これは父秀忠や祖父家康の幼名と同じだが、後の家光が徳川幕府を磐石なものにしていく。

この家光の父はな、……。

まっ、あとは自分で考えろ。

秀頼のところでも、ヒントは十分に与えた。





えっ!
淀だけでなく、江も……?




だから、あとは、自分で考えろ。


とにかく、将軍の正室が生んだ子で将軍となったのは、江の子である家光だけだ。





もうひとつ、面白いことを教えてやろう。

江の長女、のちに淀の養女となる完子(さだこ)はな、今の天皇家の祖先でもあらせられる。




つまり、織田の血は、今でも受け継がれているわけじゃよ。

信長の夢、天下布武の精神もな。