
(前略)
続いて、21世紀初頭の日本列島にスポットをみてみましょう。
ご存知のように、この時期の日本は、最高気温や日降水量の記録が、毎年のように更新された時代でした。
しかし、今なら常識ですが、この時期は小氷河期の入り口にあたります。
そりゃそうですよね。
気象異常とはエントロピーの増大なわけですから、地球全体のエネルギーは減少して行ったわけです。
地球の核で起こっている核反応により発生した熱、ならびに、地球誕生時、地球から月が生まれたときの小惑星衝突によるエネルギー。
これらと、太陽、ならびにはるか遠くからの宇宙線エネルギーが、私たちの地球を温めています。
しかし、気象異常によるエントロピー増大により、かなりのエネルギーが宇宙空間へと吐き出されてしまったわけですから、全体的に冷えて氷河期が来て当然でした。
さらに、この時期から使われ初めたコンピュータの広がりも、いっそう寒冷化を促進させました。
まだヨチヨチ歩きとはいえ、コンピュータ社会、ネット社会の移行により、遠方への化石燃料消費が激減したからです。
当時の日本列島は、非常に原始的なエネルギーである、電気をエネルギー源としていました。
節電教徒の増加がさらに原始的エネルギーの消費を減らし、寒冷化に追い討ちをかけたのです。
はい。
今日の学習のポイントは“節電”です。
これは次のテストに出しますよ。
難しい言葉ですが、しっかり覚えてください。
次回は、節電教徒の乱について学びます。
皆さんは、日本という国のあった場所をしっかり覚えてください。
では。