
デジタルカメラなどという代物が世の中に無かった頃。とは言え、そうした時代からまだ20年も経っていないだろうが、写真と言ったらフィルムに決まっていた。
また、私が子どもの頃はカラー写真1枚はモノクロの10倍くらいの現像代がかかった。
高校時代に北海道旅行に行った友人は、旅行代より写真代のがかかってしまったと嘆いていたこともある。
当時のカメラには大きなレンズが付いていて、その口径が2割くらい増すと値段は2倍くらいにはね上がった。
当時のカメラの最高峰は、ハッセルブラッドとライカ。
私の頃はかなり安くなったとはいえ、田舎の1間だけの離れなら、十分建てられるくらいの値段がした。
時々お邪魔しているブロガーさんのコレクションに、これら名品がズラリ並んだ光景を見た時には、ため息をつくばかりだった。
フィルム式のカメラでは、レンズにマルチコート処理をされていても、強い紫外線を遮ることができず、時々写真が白っぽくなったりした。この紫外線の影響を出来る限り少なくするために、UVカットフィルターなどをレンズに装置する。
が、今のデジタルカメラや携帯電話カメラには、なんらかのプログラムが組み込まれているせいか、こうした紫外線の悪影響を感じるような写真はまずない。
ごく稀に、?というものを見いだすくらいだ。
とにかく、携帯電話カメラでさえ、太陽など強烈な光源にレンズを向けても自動補正するプログラムが組まれている。
すごいなあと思う反面、マニュアル操作の幅が少なくなり、ちょっぴり寂しくもある。
今日撮影したものの中に、珍しく紫外線を除去しきれていないような写真があった。
ひね者としては、逆に嬉しくなったりもするのである。
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