
これを見られたらラッキー、というものがあります。

シロバナタンポポ。
いえいえ、これではありません。
シロバナタンポポは比較的よくあります。
多分、10000株に1本くらいはあると思います。
珍しいのはこれ!

“オーッ”と声をあげた方は、かなり野草にお詳しい。
普通なら、“なーんだ、普通のタンポポじゃん”となるはず。
いいえ。田舎ならともかく、都会でこのタンポポを見た人はほとんどいないかも知れません。
どう違うかって?
では、都会で普通に見られるセイヨウタンポポの一種(セイヨウタンポポにもいろいろな種類がある)を、だいたい同じアングルで撮ったものと比べてください。

どうですか?
お分かりになりましたよね。
えっ?まだ、分かりませんか。
じゃあね。襟首(ガクのように見える部分)を見てくださいな。
違いが歴然です。
花がしぼんでも襟首きりりとしまっているのが、かなり昔からあるタンポポ。
襟首を広げてしまうのが、最近帰化したセイヨウタンポポの仲間。
都会でこれを見つけられたら、七つ葉クローバーを見つけたくらいラッキーかも。
あっ。
でも、皇居や上野博物館の近くでは結構ありそうですよ。
お時間のある時に、探してみてください。