ボケ爺が見た夢(安全出巣原発) | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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★これは昼間にうとうとした時の夢です。
夢の中では、多少専門的な言葉が出てきましたが、私もよく理解できないため、自分の言葉で書きます。

いいですか。
他人の夢です。興味のない方はスルーをおすすめします。




お腹を突き上げるような感覚の後に、グラッグラッときた。

すべての黄色いランプが点滅し、警報が鳴り響いた。
中央制御室のディスプレイ上にある、緑色の蜂の巣模様の間に赤い点が表示されていく。

それは、核燃料と核燃料の間に炭素棒が差し込まれたことを示していた。

これによって核分裂を止めることができるからだ。
赤い点があと2つになった時、異様な衝撃が格納庫を襲った。

それは、先ほどの地震の揺れとは違った、まさに建物全体が大きく歪み軋み、轟音と悲鳴に似た叫びであった。


反応タンクに繋がる冷却水パイプが、くの字に曲がる。
が、折れてはいない。
しかし、隙間からは冷却水となるべき液体が漏れ出していた。

さらに、新たな衝撃とともに、その冷却水を送るモーターが停止した。

本来ならこの時点で、ディーゼルモーターが働き、冷却水の輸送を始めるはずであった。

が、ディーゼルモーターは、すでに濁流に洗われ作動しなくなっていたのだ。

冷却水の供給がなくなった反応炉は、またたく間に温度が上昇し始める。

ここで最後の砦。
気圧差による冷却システムが働くはずであった。
が、パイプに亀裂が入り意味がない状態になっていた。

やがて、炉内温度がうなぎ登りに上昇する。

ある温度を超えると、燃料棒を覆っている金属が変化し、やがて燃料が露出してしまう。

さらに、この燃料棒を覆っている金属は、水と反応して水素を発生させる。

水素は地球上で最も軽く、またたいへん爆発しやすい気体だ。

何らかの衝撃で空気中の酸素と接触すれば、建物を吹き飛ばすほどの大爆発を起こす。

いや、その爆発が問題なのではない。

爆発により、放射能が飛び散ることが大問題なのだ。



と、夢はここで終わった。

夢の話など記事にして、ごめんなさいね。