これを言ってはいけないのかな? | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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私は犬派


犬というのはエジプト語由来。
猫は世界共通の鳴き声音、つまりニャオ、ニャオ。ミャオ、ミャオがなまって、ニャーコ→ニャコ→ネコ。

さて、これから述べることは、一部には常識だが、表に出してはいけないことかも知れない。

何のことかというと、邪馬台国の話だ。

最近テレビでも紹介されたが、まるで邪馬台国論争が再開するが如き報道もあった。
私自身、通称・魏志倭人伝には胸を躍らせ、いろいろな説を立てたりもしたものだ。

が、これは実に滑稽な話なのである。
邪馬台国の存在の有無はおいておくとしても、通称・魏志倭人伝を除けば、その場所は明確に記されている。

例の書だけが、曖昧な記載をしているのだ。

つまり、報道や私たち庶民を騒がせているのは、ごく例外的記載のある書物であり、なぜか義務教育でも、この不思議な書物のことを、絶対唯一の『れきししょ』として覚えなければならないのである。


さて、邪馬台国の位置がはっきりと記載されている、例を2つ挙げよう。

初めのやつは、通称・魏志倭人伝のすぐ後の『後漢書・東夷伝・倭』。
後のやつは、ずっと年代が下り、通称・聖徳太子についての記載もある『隋書・東夷伝・倭国』。

双方とも、楽浪郡境および帯方郡から一万二千里(当時の里から考えて、800~1000キロメートル)、または狗邪韓国から七千里(500~600キロメートル)とはっきり書かれている。
確かに、通称・魏志倭人伝は楽しい。
私など、20年近く遊んでいるが飽きない。
が、いくら最初の日本らしいところの記事とはいえ、歴史の授業に、週刊誌的発想で臨むのが適切なのだろうか。

反論はあろう。
だが、いくら楽しい記事が多くとも、あまりに比重が高過ぎやしませんか?







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実はそれ以前に、こうした外国から見た記事をどこまで信じるかという、大前提があるのですがね。

とにかく、すごい題名です。

『宗書』なんかは、『蛮夷伝・倭国』ですからね。
ちなみに、通称・魏志倭人伝とは、『三國志・魏志』巻三十 東夷伝の中の倭人の条(項目)のことです。
邪、夷、蛮、卑、倭……。
日本に対する見方が明瞭です。

先日NHKで放送された明治時代の記録を、注意深く見ていた方なら、お気づきでしょう。
そこにも、『倭』ってありましたよね。