【アホ爺日記】こんにゃく考 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

しま爺の平成夜話+野草生活日記

世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
★写真をクリックすると、解像度アップした画像になります。

こんにゃくは、マンナンが豊富で、悪玉コレステロールなんて呼び方をされることもある、体内脂肪を減らす働きがあるということから、少なくとも30年以上昔から注目を集めていました。


某社の開発した、一口サイズのこんにゃく加工品は、一気に売り上げを伸ばします。

が、思わぬ事件が発生します。
それは、誤飲による子どもなどの死亡事故でした。
なぜ誤飲したのか、どういった状況だったのか、その与え方は?
結局、なにがいけないのか。

これらに関しては、司法の場の判断に委ねざるを得ないでしょう。



しかし、誤飲事故は、別にこのこんにゃく加工品に限ったことではありません。
もっと頻繁に起こるものもあります。

では、なぜ、こんにゃくに的が絞られるのでしょうか。



これを考えるときには、こんにゃくという食料の特異性を知らなくてはなりません。



こんにゃくは、生産価格が大陸産のものに比べて、1桁以上高いのです。

そのため、こんにゃくの関税率は米をはるかにしのいで、ダントツの1位。

さらに、国産物の産地も9割は上州です。




あの事件の成り行きは、このあたりにも目を向けるといいかも知れませんね。



消費が下がったり、あるいは関税率が下がったりすると、その産業、その地方自治体の生死にも関わってくるでしょう。