その数は、日にわずか10通程度であり、会社 PC に入ってくるものの数に比べたなら一桁違うものの、煩わしさに変わりはない。
会社に入ってくるもの多くは、中国・シンセン地区付近のプロであり、時に知り合いの会社や人物名を使ってのメールだ。
これらはおそらく、あるソフトを使ってメールアドレスにあるデータを盗み、それを利用しているのだろう。
一方、携帯に入ってくるものは素人作業か、零細企業のスパムメールの類いである。
だから、私の知っている会社や人物の名称を使ってのメールは来ない。
そういう意味では幼稚な迷惑メールだが、私が迷惑だと感じているわけだから、ある程度の成果は果たしていると言える。
ただ、この手の詐欺や脅迫に引っ掛かる人は少なくなっているのではあるまいか。
しかし、迷惑メールを送り、引っ掛かって得るものがあるから、まだメール送信を続けられる経済的な地盤があるに違いない。
あるいは、金あまりで、有用な金の使い方を知らない輩か。
いずれにせよ、時間と金がもったいないなあ、と感じる。
時間に関しては、コンピュータが勝手に働いてくれるとしても、通信料がタダということはあるまい。
そんな金があったなら、うまいものでも口に入れた方がよい。
いや、そう考えるのは、まだまだ私が実態を知らないからだろう。
しかし、物好きがいたものだ。
