★近畿・中国
しばらく続いていた紀の川付近の震源が、やや南下する傾向を見せている。
これは、プレートの動きからすると、想定される震源の移動とは反対の動きだ。
不思議な感じがする。
なお、ほとんど有感地震にはなっていないようだが、京都南部にも、かなり激しい活動が見られる。
これが能登半島南から若狭湾、さらに琵琶湖を経て淡路に連なる地震の帯に関連するものかどうかは不明。
小さな活動域では、丹後半島、六甲、大山、及び島根中央が挙げられる。
一時活発に動いていた山口、島根、広島県境や児島湾付近は沈静化している。
★四国
かなり活発に動いていた豊後水道は、沈静化。
一時、かなり大きな地震があった土佐湾付近もおとなしい。
紀の川から繋がる、四国フォッサマグナとも言うべき吉野川付近も、やや活動域はあるものの、やはり静かである。
敢えて挙げれば、四国南東沖、つまり紀伊半島南部沖の深発地震だろうか。
★九州
かなり活発だった、豊後水道から九重山、阿蘇山付近の地震は弱まってきている。
やや不安のあった有明海付近、つまり、熊本西部、島原、及び五島列島付近も、まだ動きはあるが、以前ほどの活動はしていないようだ。
霧島からトカラも沈静化している。
奄美大島付近は私が一番不安に思っていたあたりだが、最近は目立った動きはない。
沖縄付近は、先の地震でかなりストレスが解消されただろう。
というわけで、西日本にも、今のところ、とりわけ大きな地震の起こる兆しは見えない。
なお、まだ観察期間が短いのではっきりとは言えないが、確かに新月や満月前後に、地球が震えやすいような感じも受けている。
ただ、まだ断言するにはあまりに観察期間が短か過ぎる。
偶然の可能性も大変高いため、かなり長く観察する必要があるだろう。
なお、日本ではあまり騒がれていないようだが、つい2、3日前にも、スマトラ付近ではマグニチュード7を超える大地震が起こっており、津波などで3桁の人々が亡くなったり、行方不明になっている。
が、仕分け劇場の段取りに忙しい我が国政府は、そんなこと知ったこっちゃないだろう。
もし、同じことが、中国や朝鮮半島であったなら、多分政府の対応は異なっていただろう。
世界中の人々と仲良くは、言葉のあやであることが、このあたりからもよくわかる。
あっ、最後の文は、うなぎ観察とは関係ありませんね。
失礼。