最近のうなぎの動向【東日本】 201010282200 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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世間を少しばかり斜めから見てしまうしま爺さんの短編小説や随筆集などなど
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、駿河湾で地震が起こった際の、あるいはその兆しが見えた場合などに備えて、気象庁で明日あたり、その報道の仕方の講習会のようなものが開かれるようだ。
ひま爺の名前通りに暇なら参加したかったが、月末で年間を通してもかなりの忙しさが見込まれ、仕事をほっぽって趣味の世界でばかり遊ぶのも気が引けて、止めた。



前置きはこれくらいにして、順に日本列島を見て行こう。


全体的には、2週間くらい前から述べているように、太平洋プレートとフィリピン海プレートの活動が盛んだ。

特に最近は、沖合いから沿岸、さらに内陸へと震源が移動する傾向が見られる。

また、やや不規則な深発地震が、オホーツク海や日本海北部に見られる。

小笠原諸島から伊豆諸島に北上しつつある活動部位も、紀州はるか沖の深発地震同様、注視する必要がありそうだ。



では、地域別に、やや詳しく見て行こう。




★北海道
何度も出てきたから、あまり説明は必要ないだろうが、千島列島から連なる根室~釧路~十勝~下北南部(青森・三八地方)のラインは、相変わらず活発な動きをしている。

ただ、最近はやや内陸よりで地震が起こる率が高くなっており、場合により被害の出るレベルの地震が発生する可能性もある。
また、オホーツク海では散発的に深発地震が発生している。
これも北米プレートの動きに合わせて、やや内陸部へ移行する可能性があり、近々、網走付近では珍しい有感地震の発生することもありうる。

なお、最近、石狩付近の有感地震が増えている。
無感地震が散発していた頃は、奥尻あたりの影響かと思っていたが、どうも違うようだ。
むしろ、太平洋プレート北部の潜り込みと関連して考えた方がよいのかも知れない。





★東北地方
下北南部の動きは、北海道を参照。
三陸沖は、いつも通り小さな地震が連続している。
素人の見立てでは、すぐに巨大地震の兆しは見えない。
栗駒、福島浜通りも、相変わらず震度でいえば2、3クラスが続きそう。
ただ、栗駒は沈静化の兆しがあるが、中通りは気配なし。

近くの一切経など吾妻連峰の火山活動とともに、やや気になるところだ。

宮城沖や浜通り付近には、地震の巣があるが、やはりやや内陸部へ移動しているやに見える。







★関東
私が見たことがないほど、小さな地震が常時発生している。

茨城~房総の沖合いから内陸部へのプレート境目での地震が、絵に描いたようである。

そうした、深発無感地震の数からすると、あまりに地表付近での地震が少なすぎる。
つまり、浅いところにかなりストレスが溜まっている可能性がある。
小さな規模だが、日光・足尾、つまり群馬・栃木県境には、浅い地震が多発しており、有感地震の発生率が高い。


茨城、千葉あたりは、マグニチュード5レベルの地震がいつ起こっても、不思議ではないだろう。
伊豆諸島では、深発含め、かなりの規模の地震があっておかしくないし、同時に海底火山などの活発化もありうる。





★中部

新潟山岳部の地震は、相変わらず。
どうしても、規模の大きな地震の後は、数年は余震が続く。

新たなところでは、地盤沈下でニュースにもなった御嶽付近や、三河湾に小さな地震多発が見られるが、これが即有感地震につながるかどうかは、わからない。

なお、注目の駿河湾だが、かつてよりやや活動が増加しているやに見えるが、これが駿河トラフに関連した動きなのかどうかは、わからない。
ただ、太平洋プレートが内陸に向かって活動を顕著化しているのは事実で、浜松付近の有感地震がやや増えている。

能登~若狭湾の活動は沈静化しているようだ。




ということで、東日本では、すぐ大きな地震が起きる可能性は高くはないようだ。
が、北海道東南~青森東、三陸沖、宮城沖、福島東沖~房総沖、及び関東内陸、伊豆諸島あたりが、やや大きめ(マグニチュード5クラス、震度4クラス)が起きやすくなっている。