
はい、落語・漫才の二番煎じですが、私の財布には、十分過ぎるほど、アキがあります。
イメージとして、バラやウッディ系ではなく、スズランやキンモクセイ、あるいはクチナシ、ジンチョウゲのあるものは、不肖ながら未だにアキが来ません。
卒業したはずなのですが。
まあ、ここ四半世紀近く遠ざかっておりまするがね。
はい、煩悩に苦しむ私です。
そう言えば、バンコクに住むブロガーさんが、ドリアンにアキが来たかも知れないという。
うわあ。うらやましかあ。
果物の中では、ドリアンはずば抜けて美味い。
10月満月の夜の処女上海蟹が海鮮の女王なら、ドリアンは間違いなく果物の帝王だろう。
上海蟹は、日本は偽物天国だが、ドリアンはさすがに偽物はないようだ。
まあ、品質を度外視すればではあるが。
記憶が正しければ、アキという名前の子は知りません。
ちなみに、チアキやアキコというのも、記憶にありません。
アキらめる。
これはあまりありません。
理系の頭のせいか、あるいは育った環境や過去の経験のせいか、予めいろいろなパターンを考えていますから、絶対とかいった意思に乏しいのでしょうね。
だから、アキらめるとか悔しいとかいうことが、ほとんどない。
そういや、今日行われた市だか郡だかの水泳大会で、バレーボールクラブ部員ながら参加した下のチビが、6位だった。
以前ならトップじゃないと、長らく泣いて悔しがっていたが、今日はあっけらかんとしたもので、小学生の時より3秒も遅くなっちまった、とポツリ。
で、自分の部屋に入って行った。
ああ、ダメオヤジのいいところか悪いところかは分からないが、似てきてしまったなあ、と思った。
アキらめるたのではないだろうが、ある意味、私にはホッとするところがある。
詐欺にひっかかるのは、心にアキがあるからだ、という人がいる。
いや、そうとも限るまい。
その人のキャパシティを超えた何かがあった場合にも、詐欺にはひっかかり易いだろう。
体力は、20代の半分以下。
酒量は、10分の1。
記憶力に至っては、100分の1もなくなった。
視力、聴力も下がっている。
高くなったのは、血圧と血液内の脂肪など。
はい。
これが、私の見つけた秋ですなあ。