インターネットの普及で、新聞業界、出版業界が窮地に陥っているのはずいぶん昔から感じてはいました。
しかし、今日見たあるブロガーさん(Sみんさん)の記事を俄かに信じがたく、暑い中、ぺたぺたと本屋さんに行ったのです。
そのショックを受けた記事とは、かのPHP研究所の発行する本の内容でした。
内容の誤り、偏向した視点。
PHP研究所といえば、かの経営の神様・松下翁の創立したシンクタンク。
少々かたい文章なれど、理路整然、偏った見方を限りなく抑えた本が多い、というのが私の印象でした。
が、これは大きな間違いだったのかも知れません。
少なくとも今は、大きく変質してしまったように感じました。
この研究所が手掛けている文庫、新書には『ガンダム……』、『北斗の拳……』やら、『イケメン……』……。
はあ、私は夢でも見ているのでしょうや。
私は、出版業界で働いているわけではありません。
が、一時賞金稼ぎ目当ての公募に凝っていた時期もあります。
そんなこともあり、ISBNがついて私の作品単体で国会図書館に納品されている書籍は一つしかありませんが、1、2ページレベルでの作品を入れれば、おそらく10以上の作品が国会図書館にあるはずです。
(ただし、残念ながら、さっぱり賞金稼ぎにはなりませんでしたがね(涙))
ということで、出版業界で働いてはおりませんが、多少のつながりみたいものはあります。
最近は仕事が多忙過ぎ、さっぱりですが、以前は時折出版社の方々にお会いしたりしていました。
もっとも、だいたいが二流、三流と呼ばれる会社です。中には、出版書籍日本一ながら一昨年前破綻し、元旦ニュースの話題になったようなところもあります。
で、こうしたトップクラスではない出版社に共通して感じたことは、だいたいが金儲けを前面に(もちろん営業担当は口にしないが、内容を見れば一目瞭然)出していることです。
まあ、企業ですから、これは当然でしょう。
けしておかしなことではありません。
ただ、公募などでやたらと『○○賞』を乱発し、素人の応募者にあるなんらかの心をくすぐるような行為は、いささか疑問でした。
(多くの出版社は、受賞者の公表をしますが、一部には受賞者数の公表もなく、応募者全員になんらかの賞をつけて、自費出版なり、共同出版なりに持って行こうとするのでは、とさえ勘繰りたくなるものもありました)
確かPHP研究所も、一般からの公募をしていたと思います。
校正、ちゃんとやっているのかなあ。
作品のあらましを書くことは、ある程度文章に慣れてくれば、さほど難しくないでしょう。
私の場合で言えば、原稿用紙にして150ページ程度の文章を約2週間で書きました。
しかし、その校正に2、3ヶ月。さらに、著作権侵害をしていないかの検証に1ヶ月くらいはかけました。
また、仮に著者がそれらを怠っても、バックアップするのが出版社のプロの校正の仕事です。
私が驚いた『東北人の……』は、近くの書店を二軒周りましたが、現在在庫なし。
しかし、もう買う気力も無くなりました。
多分、公募からの作品なのでしょうね。
松下翁は、現在の研究所の出版物を、いかに見ていらっしゃいますことやら。
その方のコメントにも書きましたが、賭博なんかより、日本人をおばかさん化していくニュースの類いのが、ずっと罪は重いと感じるんですなあ。
ねえ。
握らないゴルフを、一度もやったことない人いらっしゃいますか?
ピンいくらとかいう麻雀したことない大人の方、いらっしゃいますか?
桜○さんが本名挙げたら、お困りになられる先生、経営者の方いませんか?
あっ、最後の1行は余計でしたね。
はあ、ボケまして現実と妄想の区別がつかない爺に免じて、お許しあらんことを。