
はい、日本では、ほぼ100%年上に見られまする。
例えば、昨年冬の同窓会においては、わが姫君から“一見教授風(つまり、同い年の仲間というより、私たちのオヤジ風情)”、とのお言葉をかけられ、泣いてしまったのでございました。
はい、その後、三次回に来られた、別の姫の背なる方には、“いやあ、とても同い年とは思えなませんね”と、これまた正直な意見。
しかし、これには“ああ、世辞など言わぬ正直な男だわい”と好感がもてました。
はい、田舎に行けば、一回り上の叔父さんの、その兄である叔父さんに間違えられたりもします。
まあ、どう見てもジジイですから仕方ないですな。
正直な印象を口にするといえば、ある工場長を思い出します。
それは、私が新入社員の時に出向(今考えますと、新入社員なのに、某本部長付きとかいう肩書きでしたから、相手は相当驚いたでしょう)した時のことです。
工場長が朝礼で、私の紹介をしてくれました。
工場長のいふやふ。
こいつはひどく老けているが、まだ新入社員だ。まあ、仲良く……。
確か、そんな感じだったと思います。
この工場長の息子さんが、日本ではかなり有名なアーティストになっていることを最近知り、何日か前には、あるブロガーさんの映像にある息子さんの姿に、そのオヤジさんの面影を見いだし、懐かしくなったものです。
あっ、話しが、またとんでしまいました。
はい、そんなわけで、私は今までに日本では、実年齢より若く見られた記憶がありません。
今、私の働いている会社では、外見は一番年上のヨボヨボ爺です。
(まあ、それでも1日に10キロメートルくらい走り回っており、最近マメまでできてしまいましたが。社内掃除をしている元若い女性には、よく会いますね。と、やはり、昼夜走り回っていると認めていただきました)
しかし、年とともに幼くなって行っていますなあ。
まあ、仕事内容が全く違いますから単純比較はできませんが、多分私は20代後半が一番大人(よくも悪くも)でした。
その頃は、多少周りを見ることができましたから。
今はダメだこりゃ、ですね。
10年近く今の仕事をしているのに、いつになっても進歩どころか、退化するのみ。
やはり、仕事の才能がないようです。
まあ、仕事ができないのは、男としては最大級の恥。
分かってはいても、最近身体がいうこときいちゃくれません。
はい、皆様にご忠告です。
私の予定表には、年をとることを入れていませんでした。
しかし、年は勝手に進んでいきます。
ですから、皆様の予定表には、人は年を取るものだ、ということをメモしておきましょう。
えっ?
当たり前だろうって。
はあ、ごめんなさい。
そんな、小学生レベル以下のことさえ気付かなかったアホ爺ですから、今があるわけですな。
トホホホホ

そうだ。
こんなヨボ爺ですが、フランスの山奥じゃあ、自分より年下かも知れないマダムには、若く見られていたんじゃい。
どうだ。
私だって、若く見られた時の2回や3回あったんじゃい。
えっ?
ボケ老人のわめき・あがきですって。
はあ、正しいだけに反論が出来ませんなあ。
★今日は、開戦前に戦線離脱してしまった、めっきり根性なし爺にもなってしまった私です。
はい、私しゃどうせいも爺でさあ、とすねてみようぞ。

馬鈴薯の
花に重ねる
きのふけふ