私が学生だった頃には、DNAを取り出すだけでたいへんな作業でした。
最後の工程一歩手前には、フラコレという、当時最先端、今なら子どものオモチャより機能の限られた器具を使い、2日くらい徹夜したものです。
また、重金属の測定なんぞと言いますと、当時でさえウン千万円という機械を使って、原子吸光分光分析とかで長い時間がかかりました。
が、いまや、重金属はエックス線を使った携帯タイプの機械で、ほとんど瞬時にあらかたの分析ができるようです。
ウィルスは微小とはいえ、電子顕微鏡なら、比較的簡単にとらえられる気がします。
インフルエンザにいろいろな型があるように、口蹄疫にも多くの型があるのでしょう。
が、それにしてもです。
素人考えでは、検査申請などの手続きに多少時間がかかったとしても、手持ちで持ち込まれた検体の同定に、何週間もかかるのでしょうか。
1、2時間もあれば十分なのでは?
などと、門外漢の私などは思います。