宿題。出来ませんでした。ごめんなさい。 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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先日、ココのママさんからある宿題を出された。


老いた山羊を日本語で何というのか?という質問である。


さて、困った。

中国語なら老山羊(ラウシャンヤン)、とそのままの言葉がある。

が、日本語には、それに相当する言葉がないように感じた。


で、いつものように、話題をすり替えてしまおう。


ヤギという音は、中国語のシャンヤンとはずいぶん違うから、異なる言語からの輸入だろう。

広辞苑などには、近代朝鮮語 yang からきたものだ、とある。


日本人にかなり近いと思われるミャオ(中国からタイ・ベトナムの山地に住む部族)の言葉でも yan だ。


ちなみに、映画『2012』で話題のマヤでは、yuk。



ところで、ヤギというと、西洋などでは大変宗教に密接した動物である。


日本語にもなっているスケープゴートという言葉も、本来は宗教用語なのである。

ヤギやヒツジは、人の代名詞でもあり、人の悪事の身代わりとして命を捧げる。
つまり、生け贄でもある。


これは、はるか昔からあったようだが、約2000年昔に全人類の身代わりとなって罪を償ったナザレのイエスが有名で、彼こそがキリストだ。

というのが、キリスト教の基本だと思われる。


ただし、映画業界や銀行業界、あるいは最先端技術産業を担っている宗教においては、イエスはキリストではない。と受け取っているやに感じる。


ただ、日本のように、表立った宗教のない国では、キリストの意味合いはどうでもよいことだろう。




ダ・ヴィンチ・コードがベストセラーになったことや、最近のバチカンの醜聞が表に出てきたこと、マヤの話にすり替えた終末論映画の制作は、単なる偶然ではない。



が、大多数の日本人には、これまた、どうでもよいことでしかない。



はい、私もしかり。



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