あなたは、これを見たことがあるか?! | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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さて、この写真。

何か分かりますか?




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イネの花?

惜しい!


そう、ご飯の材料であるお米。そのコメのイネの花そっくりですね。


はい、イネ科植物ですがイネではありません。





実はこれ竹の花です。

いや、より正しくは、竹の子どものような、笹の花です。



竹の花は滅多に見られず、古来、竹の花が咲く年には天変地異が起こるなどの言い伝えが残ります。

私の記憶では、昭和40年代に、竹の花が全国的に咲いた記憶があります。





竹は約60年毎に花を咲かせ、一旦枯れてしまいます。


ササの類いは、それほどに長い周期ではないでしょう。が、花をつけた後に、やはり枯れてしまうのかどうかは知りません。


ただ、ササの花の開花で、餌が増えたノネズミが増加し、やがては民家の米倉を襲うことは、十分ありうることです。
これにより、飢餓が発生しやすくなる。


日本のタケやササの花にまつわる伝承は、このあたりからきたのではないでしょうか。


全国的な現象かどうかは分かりませんが、今年は結構ササの花が見られます。



滅多に見られないものですから、皆さんも空き地や公園の林の中を、少し注意して歩かれてはいかがでしょうか。



ササの実は、コメやムギに似た味がします。
大変小さな実ですが。




でも、私は、天変地異の前兆とは考えていません。

多少、気候には関係するのでしょうがね。