キンポウゲ属
キツネノボタン
街中でも、湿った沼地や公園などで見ることができます。
田舎では田んぼなどに、ごく普通に見られる野草。
実がボタンのようなので、こんな名前がついたのでしょう。

キンポウゲ科の植物は毒を持つものが多く、誤って家畜などがこれを食べると、最悪死に至ると聞いたことがあります。
植物には、前回紹介したように動物名、例えばイヌ、スズメ、カラスなどを冠した植物はたくさんあります。
キツネも、イヌほどではないにしろ、かなりポピュラーな接頭語でしょう。
キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)
キツネアザミ(キク科)
キツネユリ(ユリ科)
キツネノマゴ(キツネノマゴ科)
などなど。
キツネに比べてタヌキは出番が少なく、私が思い浮かぶのはタヌキモ(狸藻)くらいです。
ちなみに、アネモネやフクジュソウもキンポウゲ科の植物で、この科の植物は古くからヒトに愛されてきたものが多いのです。
補注
主なキンポウゲ科の植物
トリカブト
センニンソウ
オダマキ
リュウキンカ
テッセン
オウレン
クリスマスローズ
オキナグサ
など。