ナズナ属
ナズナ

ほぼ日本全国の野山、空き地に普通に見られる野草です。
秋の七草にあるくらいですから、相当昔(一説では麦と共に)の帰化植物のようです。
地方によっては、ぺんぺん草とか三味線草とか呼ばれます。
これは、実を振るとカシャカシャ音がするからでしょう。
【ぺんぺん草も生えない】という喩えにも使われるくらい、生えない場所はめったにないほど、どこにでも見られます。
例えばこんな所にも。

ところで、ナズナは古来有用な植物でした。
単に春の七草のように正月の儀式用の食べ物にされただけではなく、漢方薬、民間療法でも、また飢餓の時の重要な食用植物でした。
最近街中では、種の形が三角というより丸に近く、相撲の軍配に似た、北米原産マメグンバイナズナが増えています。

これはナズナの実。
マメグンバイナズナの実は、まだ見られません。
あと少しお待ちを。
ハッケヨイ(多分、古トルコ語:ただし根拠なし)。
いや、軍配(ナズナ)はちょっと待ったです。