しま爺の野の草辞典 :大和撫子今昔 | しま爺の平成夜話+野草生活日記

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ナデシコ科
ミミナグサ属
オランダミミナグサ



しま爺の平成夜話-NEC_0004.jpg



大和撫子という言葉は知っていても、実際にはどんな花かを知らない方が多いのではないだろうか。


大和撫子とは、おそらくカーネーションを質素にした感じの、本州の野山で見られるカワラナデシコを指すのだろう。


ところで、花というものは、子孫を残すために草木がを試行錯誤してできたものだ。

最終的には、葉っぱを変化させて現在の形になったのだろう。


これについては、一昨日記事を更新された ダンディーな陶芸の先生、岩田さんの庭に咲く桜を見るとよく分かる。
(岩田さん。勝手に名前出してしまいました)



だから、花は昔から今ほどには目立つ色であることも、大きな花びらでもなかったはずだ。


大和撫子のはるか昔の先祖と思われるものは、このミミナグサのようだったろう。



なお、写真は日本に昔からあったミミナグサではなく、最近帰化したオランダミミナグサである。


首都圏近郊では、古来のミミナグサを見つけることは難しくなってきている。