◆千載一遇
★千載とは千歳、つまり千年のことか。なるほど、それなら理解できる。
◆千秋楽
★千秋楽とは雅楽の一つなんですなあ。もともとは、歌舞伎の秋興業の最後に舞ったものらしい。
つまり、相撲とは関係がなかったわけだ。
◆戦々兢々(戦々恐々)
★戦々とは戦いのことではなく、戦慄の戦。つまり、恐れおののくこと。
兢々は、つつしみむこと。だから、最近の四字熟語のように、戦々恐々と書くと、恐れる言葉が4つ繋がることになる。
◆栴檀(せんだん)は双葉より芳し
★金木犀(キンモクセイ)のように、花が咲くまでは、なんら匂わないものもありますよ。
って、これは屁理屈だ。
◆千里眼
★これは中国特有の誇張と考えるのが普通だが、中国の一里は、時代により国により異なる。ある時代には一里が70メートル程度。つまり、千里は70キロメートル。
見通しのよい海や草原なら、目のいい人は船や砦を見分けることができるだろう。
ちなみに千里を走る馬も同様だ。
通称『魏志倭人伝』にでてくる一里は、約140メートル。
壱岐から九州本土まで百里(約14キロメートル)とある。
地図を見ていただきたい。