
先日ニュースになった、オリオン座のα星ベテルギウスは、今日も予想通り、いつもの赤い光を放っている。
ベテルギウスは、太陽などと比べたなら、超短命の星だ。
太陽が今壮年期、一生の半ばをすぎたあたりとすれば、ベテルギウスは2、3ヶ月前に生まれたばかりで、明日に消えてしまう星だろう。
しかし、太陽の1年は、我々の2億年以上。つまり、1日でさえ、何十万年というスケールだ。
だから、今ベテルギウスが明日消えることを心配しても、対策もなく、また人間の時間感覚で考えても仕方ないことだ。
このベテルギウスは、我々が知っている近く星の中では、最大級のもので、太陽などベテルギウスの前には、野球ボールに付いた砂つぶにもならない。
が、それほど巨大な星も、地球から見ると、東京タワーから大阪通天閣のてっぺんに置かれた野球ボールを見るようなものである。
南アフリカのコイサンなどは、視力が3とか5とか言われる。
さて、私はベテルギウスの形が見えるとかおっしゃる方。
あなたの視力は、おいくつですか?
東京駅から富士山にあるピンポンボールが見えるのですから、隣街で彼女が何をしているかを見ることなど、朝飯前のことなのでしょうなあ。
世の中には、素晴らしい視力の持ち主がいらっしゃるようだ。
気分的には、私にもベテルギウスが明るくなったり、暗くなったりは分かりますけれども。