はい、確かにあれは調査捕鯨ではなく、狩猟でしょう。
ええ、商業捕鯨です。
ですが、なぜ捕鯨にだけ反対するのでしょうか?
確かに、クジラやイルカはかわいいです。私も動物大好きですから、気持ちは分かりますよ。
でも、なぜクジラだけなのか理解できないのです。
動物がかわいいから、殺されるのが可哀想だから、ですか?
いいえ、そんなはずはありませんね。
だって、ハンバーガーやフライドチキンの会社に抗議し、車ごと店なり会社なりにぶち当たる、なんていうことはなさいませんものね。
クリスマスやサンクスギビングデイ前に、七面鳥を飼育している小屋の鍵を壊して、解き放つようなこともしませんでしょうし。
もし動物愛護なら、防寒用のセーターやらジャンパーは着ることなど、とても出来ませんよね。
間違ってもカシミアとかアンゴラのコートなんか着ていないでしょう。
オストリッチの財布や、革靴も履かないのでしょうね。
例えばの話ですが、イルカが魚を食い荒らし、漁業で生活をたてられなくなった地元民は、餓死してもいいわけですよね。
また、そんな記事を誰かの機嫌とりのためかどうか知りませんが、いかにも崇高な記事の如く、海外に撒き散らしなどしてくださるな。
そんな暇あったら、プレーリーやグレートプレーンズあたりに行き、牛やら馬の有様でも見てきてよ。
あなたが菜食主義者なら、その肥料は何から作っているのか、調べてくださいな。
草花や豆がどうやって呼吸をしているのか、調べてくださいな。
もやしや豆腐をどうやって作るのか、ダイエット食品や健康食品をどうやって作るのかを、教えてくださいな。
あなたが一呼吸するごとに、歯を磨くたびに、手を洗うたびに、何億の生命を殺しているのか。
考えたことがありますか?
クジラもイルカもかわいいです。
それは分かりますって。
でも、それなら牛や馬だってかわいい目をしていますよ。
まさか、クジラはダメだけど、牛やブタはどうでもいい、っていうわけではないすよね。
それって、自分の子どもは可愛がるけど、隣の子どもはオオカミの餌になろうが関係ないわ。
そんな考えに近くないですか?
私は、クジラの刺身好きです。
生レバも好きです。
でも、クジラはかわいいから保護、鹿のスポーツとしての狩猟は紳士のステータス、素晴らしい趣味という考えは、雰囲気は分かりますが、不合理だなあと思いますよ。
反捕鯨団体の方、万が一この記事をお読みでしたら、なぜ、クジラはダメで、鹿は問題がないのか、教えてください。
バンビ、かわいいでしょ。