日本で、偽物の百元紙幣が発見されたそうだ。
で、その報道の表現が素晴らしい。
偽札に使われている、紙とインクは本物で、印刷されている記番だけが同一だから、偽札だというのだ。
で、あれれ?と思うわけだ。
紙、インクが本物?
なら、本物でしょう。
でも、紙質やインクの質はどうして“本物”だってわかったの?
だいたいにして、紙やインクの質が本物という意味は、どういうこと?
パルプの原料、繊維の質、印刷工程、インクのMNRかX線分析による光の吸収曲線だかが同じパターンであり、その誤差が本物の紙幣の誤差範囲内だ、ということ?
いいですか。
もし、それほどの技術をもって偽札を作ったなら、記番を同じまま印刷するなんていう、赤ちゃんレベル以下のことをすると、本気で考えているの?
とにかく、紙やインクが“本物”という表現は、さっぱり理解出来ません。
というか、記事を発信している方は、そこまで考えていないから、こんなことを平気で垂れ流しできるのでしょうね。
FAX配信された記事を、タイプし直して流すのは、少なくともジャーナリスト魂はありますまい。
まあ、そうでないことを祈るのみ。
それから、2、3日前に流れた、正体不明の物体の地球接近(アサヒcomなど)ですが、報道されたレベルのことは、毎週1回くらいあるというではありませんか。
もし、そうだったら、なぜあのタイミングで、そんな記事を流すのですかね。
それとも、これから毎週ニュースに出すのかな?
いやあ、そんなことはありますまい。
どうでもよい記事なら、出すタイミングがあるでしょうに。
また、見出しも考えてよ。
と、私は思うのです。